『chatGPT』が世の中を席巻しているが、技術革新はすごいものだ。
最近読んだ記事で「これはすごい」と思った製品を紹介したい。
顔認証で、個人を対象とする宣伝を行う。
そういうサービスが展開されているらしい。
ネットの世界では当たり前に行われている特定の個人に対する最適化された広告。
いまやリアルのスーパーでも行われているらしい。
元々は防犯カメラとして使用していた技術を応用して、マーケティングに活用したようだ。
顔認証で、性別や年代を特定して、デジタルサイネージに、その層に合った宣伝を流す。
あるいは声や音楽で購買を促す。
そういうことをすでに行なっているらしい。
ゆくゆくは購買履歴と顔が結びつき、「何日前にこの商品を購入したから、そろそろ買い直す時期ではないですか?」だなんて、スーパーで声をかけられる時代になるのかもしれない。
いつ、どこにいても個人が特定されて、悪さをするとすぐに逮捕される。
中国ではリアルにそういう社会になりつつあるらしい。
日本では法的に難しいだろうけれど、「技術的には」可能ということだ。
裏では、おそらくそういう時代に進んでいる。
国家権力を盾にすれば、それを自由に使うことはできるだろう。
すると、国がおかしな方向に進んでしまったら、それは国民に対して牙を剥く。
ディープラーニングを確立したことにより、AIは人と同じように物事を判別し、人が到底追いつかない速度で学習し続ける。
「知識という名の水で満たされた大海」
その中にAIを投げ込んだら、みるみるうちに水を吸い上げて、干上がらせてしまうのだろう。
それでは飽き足りずに、延々とあらゆる知識を吸い上げた先に、彼ら彼女らがたどり着く結論如何によっては、人類の存亡に関わるというのは考えすぎだろうか。
いずれにしても、これから先はどんどん便利になっていく。
そして、人類は一度享受した便利さを手放すことはできない。
AIの進化に反して人は退化していく。
機会に乗っ取られた世界。
そんなディストピアは何十年も前からフィクションとして描かれてきたけれど、そういう時代はそこまできているのかもしれない。